ゲーム本編予告漫画

Archived on 2004/09/23 and 2005/02/17 | archive.is [bs.htm 2004, bs.htm 2005]

■ 2004 ■

[The following was originally present on the page of this comic, Archived on September 23, 2004]

 あー自分。奈良大和は代々続く寺の長男です。
 そのせいで卓球で世界を目指すと言う夢を諦めて
 住職になるというつまらない将来が、
 生まれた時点で決定しているかわいそうな15歳です。

 本当は高校行かないつもりだったのに親父がね…。
 寺の世間体のため無理矢理横浜の
 水産高校にぶち込まれた俺。
 もしかしたらまた卓球が出来るかも?
 高校で婿にもらってくれる彼女出来ちゃうかも?
 …と淡い希望をいだいた俺の目の前には

 

 不良さんが一杯いました。

 
 

 逃げてー!
 超逃げて俺ー!

 
 
 まぁ…それくらいなら良いとして(良くないが)
 変な滋賀弁やら、侍やらに拉致された俺。
 うう…っ何の祭りですか…?
 放送のコトなんて俺何にも知らないのに…っ
 
 
 ねえ…不幸さん。俺の元から離れてよ…。

 


おかん「大和。高校も行かんで毎日グータラしてたらあかんよー」

大和「いーの。俺はこの寺の住職見習いなの。
   どうせ進学なんかしてもしかたねーもん」

おかん「…でもそんなグータラばっかりしてちゃ…」

大和「親父とおかんは良いよな。俺に指図ばっかりしてさぁ…
   そのせいで俺がどれだけたくさんのこと諦めてきたか…ブツブツ
   もうええから、でてってくれよ!小言聞きたくネー」

おかん「…まったく…」

おかん(あの子、いつからあんなに反抗的に…)

おかん「!」

おかん「…あ…あんた!…帰ってきたの!?」

親父「あー今回の修行(キャバ通い)は厳しかったが、何とか終わらせてな…」

おかん「あんた…ちょうどいいとこに…あの子がね…
   大和が…高校に進学しなかったんだよ…」

親父「!!!?」

 

親父「何やってるかバカ息子ー!!」

ガラッ

大和「うわっ親父帰ってきてたんかー!い…いや住職のつとめを…南無南無。」

親父「お前高校行かなかったそうじゃないか!お前…何考えてっ!!」

大和「だってどうせこの寺継がされるなら、高校なんていったってムダでしょ」

大和「それに寺継がされるハメになって、俺だって夢とか諦めたしさー…
   ちゃんとこうして寺受け継いだ!それでいいじゃん?」

親父「ババババババ…バカモン!お前は一世一代のバカチンだ!
   夢ぐらいなんだ!そんなモン飯のオカズにもならん!
   そんなモノ諦めたくらいで、高校行かなくていいはずなどない!」

大和「言ってることひでぇよ親父!」

親父「ううっ…これはまずいぞ…(世間体が)どこか…おっ」

電話に駆け寄る親父。

大和「ど…どこに電話して…」

親父「知り合いの勤めてる高校だ!頼んで入れてもらう!!」

大和「もう4月ですー入学式も終わってますー残念でしたー!!
   今から入れる高校なんてあるわけな…」

 

親父「いいって。」

大和「ウソ━━━━ン!」

 

親父「よかったな!今すぐにでも入学可だそうだ。あー横浜の水産高校な!」

大和「遠っ!水産関係なっ!!そこまでいってまで高校なんか行きたくねぇよー!!」

 

親父「大和…人生には色んな人とふれあう事も大事なんだぞ
   色んな人とあって、良い所を分け合う。
   それでこそ良い人間、良い人生が歩めるというモノだ。」

親父「成績うんぬんはどうでもいい。高校に行って色んな人に会いなさい。
   そして経験して、成長して、帰ってこい…。」

大和「お…親父っ」

大和「わ…分かったよ!俺その高校行くよ!」

親父「ううっ…分かってくれたか大和…っ」

親父(とりあえず高校に行かせる事は出来たので世間体の方は大丈だな。
   横浜の学校ならいくら成績悪くてもこっちまで流れてくることもないだろう…)

大和「うん。俺頑張るよ!!」

大和(横浜だったら、親父の目も届かないし、卓球できるかも…)

 


 
そして俺は(親父の策略にはめられて)
横浜のバルヨナ海青水産という高校にはいることになったのだった。

 


先生「みなさーん静かにー!今日は新しい友達を紹介しますねー」

先生「はいっ大和君、自己紹介して」

大和「は…はじめますてぃ…奈良県十津川から来ました…奈良大和言います…」

;゚Д゚)))ガクガクブルブル

大和「み…みなしゃんっ。よっヨロ…よろしくおねがいしまぁーす…っ!」

目の前にいるのは怖い顔の皆さん。

大和(こ…怖ぇぇーーーー!!)

大和「せ…先生?なんかここ怖い人多くないッスか?」

先生「多いヨー。先生も最初来た時ビックリして爆笑したもの。あっはっはっは…」

大和「そこ笑うトコじゃねぇええー!」

先生「そんなに怖いなら今からかまいたち風にしてあげようか?」

大和「余計怖いわ!!」
 


 
大和「はーやべぇー。マジヤベーよぉ…
   こんな不良ばっかりの高校だなんて聞いてなかったモンなぁ…
   ちっきしょー親父なんて所にいれてくれたんだ…」

???「御免。」

大和「え…な…なにっゴフッ!」

大和(…な…なん…だ……ぁ………?)

 

薄れゆく意識の中変な生き物が見えた…

 

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■ 2005 ■

[This comic replaced the former contents of this page circa 2005, Archived on February 17, 2005]

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